メタボリックシンドロームは、おへその周りのウエストサイズが一つの診断の基準になりますが、それとともに診断の基準となる病気が幾つかあります。メタボの診断基準となる病気は高血圧、高脂血症、高血糖になります。

メタボの内臓脂肪が原因の高血圧

高血圧とは、最高血圧が140mmHg以上、または最低血圧が90mmHg以上の状態を言い、動脈硬化や心臓病、心不全などの要因となる危険な病気です。高血圧は、内臓脂肪が増えることによって血中の遊離脂肪酸が上昇し、そのためにインスリンの働きが低下して起きると言われています。このように内臓脂肪は、高血圧の原因にもなっているのです。
メタボリックシンドロームの診断基準となる高血圧を予防するためにも、運動や食事の改善により、内臓脂肪を減らすことを考える必要があります。

内臓脂肪と高血圧の密接な関係

メタボリックシンドロームの診断基準となる病気の一つである高血圧ですが、メタボの原因となる内臓脂肪は、高血圧と密接な関係があります。内臓脂肪は、糖の代謝を活発にする働きのインスリンの動きを鈍らせ、インスリン抵抗性という病気を引き起こしますが、この状態になると、血圧が上昇し、高血圧につながります。また内臓脂肪は、血管を収縮させる悪玉性の物質を分泌するため、これによっても血圧は上昇し、高血圧につながっていくのです。
内臓脂肪と高血圧の2つが影響して、動脈硬化の危険性は、さらに高まってしまいます。
このように、内臓脂肪と高血圧の2つは、密接な関係を持っています。
内臓脂肪と高血圧という危険な要因を併せ持つメタボリックシンドロームを予防・改善するために、内臓脂肪を減らすよう努力しましょう。

メタボリックシンドロームが原因の高脂血症

メタボリックシンドロームの診断基準となる病気は、高血圧だけではありません。
メタボリックシンドロームの診断基準となる病気には、高脂血症というものもあります。高脂血症とは、血中の脂肪が多くなった状態のことを指します。血中の脂肪が多くなる原因は、内臓脂肪が増えることによって、血中の遊離脂肪酸が肝臓に入り、中性脂肪やコレステロールが多くつくられてしまうことだと言われています。
高脂血症によって脂肪が多くなった血は、ドロドロ血とも呼ばれ、ドロドロ血は、血管内で詰まりやすいため、動脈硬化を引き起こす危険性を高めるので、注意が必要です。このように内臓脂肪は、高脂血症にも大きく関係しています。
内臓脂肪を予防・改善して、メタボリックシンドロームの診断基準となる病気、高脂血症を防ぎましょう。

高脂血症の予防・改善

メタボの診断基準の一つである高脂血症は、予防・改善しなければいけない怖い病気です。
メタボリックシンドロームの原因となる内臓肥満と高脂血症は、大きく関係しています。
高脂血症は、脂肪が血液の中で多くなってしまう病気ですので、内臓脂肪が多いと、高脂血症になる確率も高くなるからです。
内臓脂肪は、生活習慣を見直すことで予防・改善できますが、高脂血病症も、内臓脂肪が原因で起きる病気なので、同様の方法で予防・改善できます。脂肪の摂取を控え、適度な運動を行うことも、高脂血症、ひいてはメタボリックシンドロームの予防・改善につながります。これらのことに気をつけて、高脂血症やメタボリックシンドロームを防ぎましょう。

メタボ内臓脂肪が原因の高血糖

高血糖は、メタボリックシンドロームの判断基準の一つになる病気です。
高血糖という病気は、血液中に含まれる糖が増えすぎてしまった状態のことを言いますが、その糖の数値がある一定のレベルまで上昇してしまうと、糖尿病になる恐れがある、怖い病気です。メタボリックシンドロームになってしまった人が、糖尿病になる危険性が多いと言われるのは、糖尿病には、メタボリックシンドロームの判断基準となる高血糖が関係しているからなのです。

メタボリックシンドロームの判断基準となる血糖値は110mg/dl以上ですので、この数値に当てはまる人は特に注意が必要です。

血糖値を下げるにはインスリンが必要ですが、内臓脂肪によってインスリンがうまく分泌されなくなると、血糖値は下がりにくくなり、高血糖となってしまいます。つまり高血糖の原因にも、やはり内臓脂肪が深く関わっているのです。
血糖値が心配な人は、内臓脂肪の予防・改善を心がけましょう。内臓脂肪を予防・改善し、糖尿病の原因となる血糖値の上昇を抑えましょう。

メタボ状態の高血糖が続くと糖尿病の原因に

メタボリックシンドロームの診断基準となる病気の一つが高血糖ですが、高血糖が悪化すると糖尿病という怖い病気になる危険性があります。
糖尿病は、1型糖尿病2型糖尿病に大別することができますが、メタボリックシンドロームの原因となる内臓脂肪と大きな関わりがあるのは、2型糖尿病です。すい臓からインスリンが分泌されなくなってしまう1型糖尿病と違い、2型糖尿病は、生活習慣の乱れが引き起こす内臓脂肪が、大きな原因と考えられています。
生活習慣の乱れで蓄積された内臓脂肪が糖尿病の原因のとなっている場合は、自己管理をきちんとすることで改善することができます。
メタボリックシンドロームから糖尿病などの恐ろしい病気を引き起こさないためにも、生活習慣を見直し、内臓脂肪を予防・改善しましょう。

メタボリックシンドロームと糖尿病とタバコの関係

メタボリックシンドロームが原因となって引き起こされる病気の中に糖尿病がありますが、糖尿病は、タバコとも密接な関係があるようです。タバコを喫煙すると、ニコチンが体内に入り、これによって血管が収縮し、慢性的にアドレナリンや副腎脂質ホルモンを放出してしまいます。そのために、糖の代謝を助けてくれるインスリンが効率よく働かなくなるインスリン抵抗性という病気になってしまう可能性があるのです。

インスリン抵抗性になると、糖が増えすぎる状態である高血糖となり、それがさらに悪化すると、糖尿病を引き起こすことになります。
また、タバコの喫煙は、血糖値だけでなく、メタボリックシンドロームの原因となる内臓脂肪の蓄積とも関係があると言われています。
このように、タバコは、血糖値だけでなく、内臓脂肪にも、悪影響を及ぼします。糖尿病が心配な方は、禁煙して、高血圧につながる高血糖と、内臓脂肪を予防・改善されることをお勧めします。

メタボが原因で動脈硬化を招くこともあります

高血圧・高脂血症・高血糖の3つの病気と、内臓脂肪は、メタボリックシンドロームと深い関わりがあります。
高血圧・高脂血症・高血糖は、動脈硬化の原因となる恐ろしい病気です。このため、メタボリックシンドロームになっている人は、気づかないうちに動脈硬化が進んでいる可能性が高いのです。
脂肪が内臓に蓄積される内臓脂肪が増えると、中性脂肪などの脂肪が血液中に増えてしまい、血の流れが悪くなるため、高血圧を引き起こす場合があります。
また、内臓脂肪が原因で引き起こるインスリン抵抗性は、高血糖につながり、やがて糖尿病を引き起こすことにもなりかねません。
動脈硬化という恐ろしい病気につながっていく可能性がある高血圧・高脂血症・高血糖は、すべて内臓脂肪が原因で起こると言われています。内臓脂肪に気をつけて、高血圧・高脂血症・高血糖を予防し、メタボリックシンドロームにならないようにしましょう。

細胞に脂肪が溜まる内臓脂肪型肥満

肥満は、体重が多いか少ないかだけで決まるわけではなく、体重が少ない人の中にも体の脂肪量が多い肥満状態の人もいます。
体の中の脂肪の多くはエネルギー源であり、脂肪は臓器を包んで保護するなど、体にとって重要な働きをしています。
脂肪のうち、肺・肝臓・腸などの体腔内に蓄えられている脂肪は内臓脂肪と呼ばれ、この脂肪による肥満は内臓脂肪型肥満と呼ばれています。内臓脂肪の代表は、腹腔内にある腸間膜につく脂肪で、この脂肪細胞は一つ一つの細胞の中に脂肪が溜まりやすくなるという特徴があります。
つまり内臓脂肪型肥満は、一つ一つの細胞が太る傾向が強い肥満だということができます。
細胞の中に脂肪が溜まりやすい内臓脂肪型肥満は、体に対する悪い影響がより大きい肥満だと言われているので、特に注意が必要です。

メタボと内臓脂肪とかくれ肥満

肥満とは、体脂肪が正常以上に増えてしまった状態のことを言います。
肥満になると各種の生活習慣病が発症しやすくなり、その結果健康を損なうことになってしうので注意が必要なのです。
また肥満は、脂肪のつき方の違いで内臓脂肪型肥満皮下脂肪型肥満にわけられます。
内臓脂肪は内臓の隙間につく脂肪で、皮下脂肪よりも生活習慣病の原因となりやすいので、内臓脂肪型肥満はより危険度の高い肥満だと言えます。

かくれ肥満について

メタボの内臓脂肪型肥満の中には、かくれ肥満と呼ばれるものがあります。
かくれ肥満は、外見からは肥満であることがわからないことが多いので、本人の自覚が低く見過ごされやすい肥満です。
かくれ肥満がどうかは、内臓脂肪の状態をチェックすることで確認できます。
内臓の隙間につく内臓脂肪は、主に腸間膜にあり、腹部のCTスキャンで調べることで、どのくらい蓄積されているのか正確に判定することができます。内臓脂肪面積が100平方センチメートル以上の場合は、内臓脂肪型肥満と判定されます。
かくれ肥満が心配な人は、一度、CTスキャンで内臓脂肪のチェックをしておきましょう。

内臓脂肪と肥満の原因は食生活

肥満は生活習慣病の原因の一つで体重や体脂肪率で測定しますが、内臓脂肪の量というのは、それだけではわかりません。
体重や体脂肪率が正常範囲でも、内臓脂肪が増加している人は、狭心症・心筋梗塞・脂質代謝異常、糖代謝異常などの、虚血性心疾患などを合併しやすいということがわかっています。内臓脂肪が溜まっている人、つまり内臓脂肪型肥満の人は、食生活が原因になって場合が多いと言われています。

内臓脂肪型肥満の人は、満腹するまで食べる、間食をよくする、料理に砂糖をよく使う、アイスクリームなどの脂肪分や糖分の多い食品を好んで食べるなど、内臓脂肪の溜まりやすい食生活を送っている場合が多いようです。内臓脂肪を溜めず肥満にならないためには、食事はゆっくりとよく噛んで腹八分目に抑え、繊維の多い野菜や海藻、きのこなどを摂るように心がけ間食は控え目にするなど、原因となる食生活の改善に努めましょう。

肥満による内臓脂肪から起きる生活習慣病

脂肪の組織が過剰に蓄積した状態を肥満と言いますが、肥満は、生活習慣病を引き起こす最大の元凶です。
肥満の結果として、肝臓・脂肪組織・筋肉などへの内臓脂肪の蓄積が予想され、この内臓脂肪の増加が、代謝の異常をもたらし、生活習慣病を発症すると考えられています。
生活習慣病は、どこの組織の脂肪の蓄積が原因で起きるのか、はっきりしたことはいまだに解明されていませんが、内臓脂肪が生活習慣病の原因であることは明らかです。人類は歴史の中で、生命を維持し、子孫を残すという使命を持っています。
そのために、食べ物の乏しい環境の中でも、食べた物を効率的に、脂肪として蓄積するという遺伝子を受け継いでいます。
しかし現代の日本は、食べ物に不自由することの少ない飽食の時代にあり、そのためにこの遺伝子の働きが裏目に出て内臓脂肪などの肥満を呼び、健康にさまざまな障害を引き起こしていると言えるでしょう。

メタボ解消のために!内臓脂肪の脂肪燃焼の仕組み

内臓脂肪の予防・改善のためには、体内の脂肪を燃焼させなければなりません。内臓脂肪の予防・改善のための体内の脂肪の燃焼の仕組みについて、説明しましょう。私たちが運動などをすると、体温が上昇します。 体温が上昇すると、血糖値は下降します。
血糖値が下降すると、血糖値を安定させるために、グルカゴンが分泌されます。
その後脂肪の分解酵素であるリバーゼが、体脂肪を脂肪酸グリセリンに分解します。このうちの脂肪酸が血中に入り、遊離脂肪酸になります。血中の遊離脂肪酸が血液によって筋肉に運ばれて、エネルギーとして消費されるのです。内臓脂肪の予防・改善のための脂肪の燃焼は、このような仕組みで行われています。

メタボ解消のために!内臓脂肪・皮下脂肪の燃焼方法

皮下脂肪は保温や備蓄のための脂肪なので、内臓脂肪よりも燃焼しづらくなっています
内臓脂肪が多いと皮下脂肪は、さらに燃焼されにくくなります。
脂肪の中でも特に内臓脂肪が体内に蓄積されると、いろいろな病気を引き起こすもとになり、メタボリックシンドロームの原因にもなるので、内臓脂肪を予防・改善することが大切です。内臓脂肪・皮下脂肪などの脂肪を減らすためには、運動などによって脂肪を燃焼させるのが最も効果的だと言われています。脂肪を燃焼させるために最も効果的だと言われているのは、有酸素運動です。このほか内臓脂肪の燃焼のために効果的なのは、半身浴です。
半身浴で血行をよくすることで代謝を上げると、細胞に酸素が運ばれやすくなるので、脂肪を燃焼させるのに効果的だと考えられています。

皮下脂肪より燃焼しやすい内臓脂肪

脂肪には、内臓脂肪と皮下脂肪という2種類があります。内臓脂肪は皮下脂肪に比べ、溜まりやすいという特徴があります。また内臓脂肪には、皮下脂肪よりも燃焼しやすいという特徴もあるのです。皮下脂肪は保温や備蓄のための脂肪であるのに比べ、内臓脂肪はエネルギー源となる脂肪だと言われています。内臓脂肪が皮下脂肪に比べ燃焼しやすのは、内臓脂肪がエネルギー源となる脂肪だからだと考えられています。

ただ体が必要としているエネルギー以上に内臓脂肪が蓄積されてしまうと、内臓脂肪は燃焼されなくなってしまいます。そうなると体内のエネルギーを消費できなくなり内臓脂肪は増加してしまうので、気をつけなければいけません。

メタボを解消するための内臓脂肪の予防と改善法

内臓脂肪の予防・改善のつもりでも、間違ったダイエット法を選ぶと、リバウンドを招く可能性があります。
体重が元に戻ったり、さらに増えてしまうリバウンドは、体にダメージを与えるだけでなく、精神的にも大きなダメージを与えかねません。内臓脂肪の予防・改善のために頑張って、費用や時間をかけた分、リバウンドを経験すると、心に大きなダメージが生じてしまうケースがあるようです。
内臓脂肪の予防・改善のための間違ったダイエット法でリバウンドを経験すると、反動で、過食や拒食症になってしまう危険性さえあるのです。このような事態に陥らないよう、メタボリックシンドロームの予防・改善のためにダイエットに取り組む時は、正しい知識をしっかり得てから始めましょう。
メタボリックシンドロームの改善のためには、体重ではなく内臓脂肪を落とすのが目的ということを理解して、適切なダイエット法を選択してください。

メタボ内臓脂肪の予防と改善リバウンドしないダイエット

最近流行しているダイエット法や、無理な減量法の中には、体重を落とすことだけを目標にしています。
つまり肝心の内臓脂肪を減らすことや、大切な筋肉を減らさないようにすることなど、ダイエットをする上で大切なことに配慮されていないものが少なくありません。
内臓脂肪の予防・改善に役立てるつもりでダイエットをしたとしても、方法が間違っていれば、必ずといって言いほどリバウンドしてしまいますので、気をつけましょう。

リバウンドとは、一度減らした体重が元に戻ったり、さらに増えてしまう現象のことです。
リバウンドを何度も繰り返すと、逆に痩せにくい体になってしまうため、注意しなくてはいけません。
内臓脂肪の予防・改善の目的は、エネルギーを消費する代謝能力を高め、内臓脂肪を減らし、太りにくい体を作ることです。
正しいダイエット方法を選び、リバウンドをしないようにして、内臓脂肪を予防・改善して、健康な体を守りましょう。

メタボ対策のためには食事に気をつける

メタボ解消のためには食習慣の改善は必須です。内臓脂肪の予防・改善のための食事は、薄味が基本になります。
塩分を控え目にした食事をおいしく食べるために、だし汁を毎日の食事に取り入れていきましょう。
最近では、だし汁も、いろいろな種類のものが市販されていますが、鰹節や昆布からとった手作りの出し汁を使えば塩分を抑えることもできますし、だし汁の旨味で、薄味の食事でもおいしく食べることができます。
また、内臓脂肪の予防・改善に効果的な野菜も、だし汁を使ったレシピを利用して、薄味でおいしく食べることができます。
野菜を薄味でおいしく食べられるレシピは、味つけをしないで煮た野菜に、だし汁に片栗粉でとろみをつけた餡をかけるというものです。
このレシピで料理すると、味が濃く感じられ、野菜が薄味でもおいしく食べられますので、ぜひ試してみて下さい。
このように、料理にだし汁を工夫して取り入れ、薄味の食事で、内臓脂肪の予防・改善をしましょう。

メタボ対策にはカロリーの低い肉と調理法に気をつける

内臓脂肪の予防・改善のため、食事の際には、肉の種類や、調理法にも気をつけましょう。内臓脂肪の予防・改善のためには、肉は、なるべく脂身の少ない部位を使うようにしましょう。赤身やささみなどがお勧めです。

鶏肉は、他の種類の肉と比べて、低カロリーですが、皮の部分はカロリーが高いので、皮を取り除いて使うようにしましょう。
また、ラム肉は、脂肪を燃やす働きがある種類の肉ですので、内臓脂肪の予防・改善のために効果的です。
肉の加工品であるハムやウインナーを調理する時は、は、油で炒めるよりも茹でた方が、余分な油分が抜け、カロリーを抑えることができます。また、市販のひき肉は、脂身の部分が多く使われていますので、引き肉を調理に使う時には、自分でお肉を細かく叩いて作るようにしましょう。
メタボ対策に食材と調理法の工夫をすれば、肉を使った食事でも、カロリーを低く抑えることができ、内臓脂肪の予防・改善に役立ちます。

メタボ対策には主食のカロリーを控えめにする

内臓脂肪を予防・改善するためには、食事に気をつけることが大切です。
内臓脂肪を予防・改善するためには、食事の際、主食から摂るカロリーを控えめにするという方法があります。ご飯や麺類などの主食を食べすぎてしまうと、カロリーが高くなってしまい、内臓脂肪の予防・改善のためには、よくありません。主食の量は控えめにして、カロリーの低い食材や、野菜を使って、ボリュームのある食事にすれば、低いカロリーで満腹感が得やすいと言えるでしょう。

また、主食には、腹持ちのよい食材を選びましょう。消化のよいパンやシリアルなどの食材は、体内に吸収されるのが早く、満腹感を得られる時間が短くなってしまいますので、なるべく米飯やパスタなどを主食に取り入れるのがよいでしょう。

メタボ対策に高カロリーでもメリットの多い牛乳

内臓脂肪の予防・改善のためには、カロリーを控えた食生活を送ることが基本ですので、脂肪分が多い牛乳は、カロリーが高いからと敬遠される人が多いようです。また牛乳にはメリットが数多くあり、また牛乳の脂肪分は体にもよいので、カロリーの高さをそれほど気にしないで、積極的に飲むことをお勧めします。牛乳に含まれる成分のうち、カルシウムは骨を作るのに大切な成分です。
牛乳を飲んで、内臓脂肪の予防・改善に気をつけたの食事を摂り運動をすれば、骨や筋肉を落とさずに、余計な体脂肪だけを落とすことができるというメリットがあると言われています。また食事をする前に牛乳を飲むと満腹感が増して、ほかの食べ物を摂る量を抑えることができるというメリットもあります。
ただしいくらメリットが多いと言っても、飲みすぎてカロリーオーバーになってしまっては逆効果になので、適切な摂取量を守って、内臓脂肪の予防・改善に牛乳を役立てるようにしましょう。

子供の内臓脂肪とメタボ予防のための間食

子供の内臓脂肪やメタボリックシンドロームの予防のためには、間食のことを考えなければいけません。
間食は、子供たちにとっては、大きな楽しみの一つですが、間食の本来の目的は、食事だけで摂りきれない栄養を補うということです。
最近の子供たちに与えられる間食は、その目的と外れてきつつあるのではないでしょうか。
栄養を補うのではなく、嗜好を満たすために、ジュースやスナック菓子、チョコレートなどの高カロリーの間食を摂る子供が増えてきています。子供の間食を見直して、内臓脂肪やメタボリックシンドロームの予防に努めましょう。
子供の栄養管理は大人の責任なので、大人が正しい間食の手助けをしてあげる必要があります。
子供に適切な間食を与えることで、内臓脂肪やメタボリックシンドロームの予防に役立てましょう。