健康診断で「あなたはメタボですよ」と言われ、どうやって解消したものかお悩み中の方、多いのではないでしょうか。
「メタボ解消」で検索すると、それはそれはたくさんのサイトが出てくるもので・・・。
しかし。
意外なことに、最も効果的で安上がりなはずの方法が、実はネットで検索してもなかなか出てこないのです。
なぜか?
ズバリ、その方法で頑張ろうとする人が、現状ではまだまだ少数派だからです。
もったいぶるのも何ですので、その「最も効果的で最も効果的で安上がりな方法」をお教えいたしますね。
それは・・・
「会社からの呼び出し」です。
「えー?」と思った方。
残念ながらすべての会社がマメに呼び出しをしているとまでは言えないのですが、多くの企業では健康診断でメタボと判定された従業員を呼び出して、メタボを解消するための事後指導を行っているのです(特定保健指導と言います)。
というのも、大手企業のほとんどは健康保険を自前で運営しています(健康保険組合と言います)。
従業員がメタボを放置したせいで生活習慣病などの病気になってしまうと、医療費がその分かかって健康保険の財政を圧迫し、ひいては健康保険料が値上げされることになります。
改善できるものを改善しようとしなかったせいで病気になった従業員のために、普段から健康に気をつけている従業員の保険料が医療費として使われてしまい、その結果保険料が値上げになったら、後者の従業員にとっては割が合わないですよね?
会社としてもそれでは困るので、従業員にメタボを解消してもらうべく、事後指導に力を入れているのです。
具体的には、会社の保健師が面接して、体重の減量や食事・運動・睡眠など生活習慣についてのアドバイスを行っています。
特に、健康診断の結果が思わしくなくて「今はまだ病院に行くほどではないけど、このまま放置すると今後病気になるかもしれない」と判断された人については、実際にどこまで改善できたかを6ヶ月間保健師が観察することとなっています。
「指導」と言っても、保健師が上から目線であれこれ指示する訳ではありません。
むしろ、従業員と同じ高さの目線で、「これなら実行できそう」という無理のない目標を一緒に考え、応援してもらえるというイメージでしょう。
「人にあれこれ言われて生活習慣を改善するなんて、子供じゃあるまいし、そんなの嫌だ」とお思いの方もおられるかもしれませんが、ものは考えようです。
例えば自分でジムに通って、インストラクターから同じような指導を受けようとすれば、かなりの費用がかかりますよね。
この特定保健指導はそれが無料で受けられる訳ですから、利用しない手はないと思いませんか?